サッカー・フットサル選手へ

{サッカー・フットサル}
サッカー選手で多い怪我は
・シュート動作での膝の痛み
・繰り返しの足首捻挫
・ダッシュの時に膝や股関節の痛み
などの足のトラブルが多いです。
それぞれに適切な方法で治療することが大切になります。
また、体の柔軟性をチェックして怪我の予防をすることも必要になります。
岡崎市どうど鍼灸整骨院スポーツ
サッカー・フットサル


<サッカーに多い外傷・障害>

大腿部肉離れ(大腿四頭筋・ハムストリングス)

 大腿四頭筋(大腿部前面)は、強力な筋肉でもっとも肉離れを

起こしやすい筋肉。

 ハムストリングス(大腿部後面)は、大部分が大腿後面の上三分の一

での損傷が多い。

 肉離れが起きやすい状況はウォーミングアップ不足、突然力強く

筋肉が収縮されたり、伸長されたときに発生しやすい。


鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)

 キック動作やランニングなどの腹部に力を入れたときに

鼠径部やその周辺に痛みが生じる。他の競技と比べて、

サッカー選手に多く見られ一度なると治りにくいのが

特徴。

 原因として、股関節の柔軟性低下体幹の不安定性や

体幹と下肢との連動性低下などが挙げられる。

 そのため、柔軟性獲得・筋力訓練・協調性運動などの

リハビリが必要。


膝蓋腱炎(オスグット)

 大腿四頭筋柔軟性低下や成長期に骨の成長に対し筋肉の成長が追い付かず筋肉が固くなる状態を招いた結果、その負担が膝蓋骨周辺に蓄積するため痛みが生じる障害。

 練習開始前、終了後のウォームアップ、クールダウンを念入りに行うこと,試合後や激しい練習後には体が温かいうちに念入りに大腿四頭筋のストレッチを行うことが大切。

 痛みがある際には、痛い部分にアイシングを行い、大腿四頭筋が張っている際には大腿四頭筋全体にアイシングすることが大切になる。


足関節捻挫

 足関節捻挫は、足関節についている靭帯や関節包が損傷することをいう。足関節を内側に捻る内反捻挫、外側に捻る外反捻挫があり、内反捻挫をすることが圧倒的に多い。内反捻挫では足首を捻った際足関節に体重が乗ることで、靭帯がその負荷に耐え切れず切れてしまう。

 足関節捻挫が起きた際には、本人が楽な姿勢を取らせ,氷などで15から20分程度冷やすと同時に、患部を圧迫しつつ心臓よりも高く上げ,内出血や腫れを防ぐようにすることが大切になる。なお,捻挫直後だけでなく痛みがある場合48時間以内では冷やすようにする。


三角骨障害

 インステップキックを行うときなど,足がつま先立ちになる時足首の後ろ側が痛くなる症状のことをいう。足首の後ろにある骨片や骨の突起が足関節に挟まってしまい炎症を生じさせることで痛みがでる。

足首後ろや、アキレス腱の痛みや、捻挫がなかなか痛みが取れない、強く捻ったわけでもないのに痛み出る際には、三角骨障害を疑うことも1つである。


鵞足炎

 鵞足炎は、スポーツなどで引き起こされる慢性的な炎症で主に膝の内側から膝下にかけておこるもの。運動をしているとき、膝の曲げ伸ばしをした時、患部を指で押した時、もも裏の筋肉の内側のストレッチをした時などに痛む。膝を曲げ伸ばしする際に,膝が内側に入る動作、膝から下を外側に捻る動作をした時に鵞足部分の腱と骨、腱同士がこすれあうことで炎症が起きやすくなる。動きとしては、キックの動作や、急な方向転換などの動きが上げられえる。

 とにかくまず、炎症のためアイシングを行うことが大切。

 予防として、縫工筋、ハムストリングのストレッチや、足部や中殿筋のなどのトレーニングを行うことが有効とされる。